医科と連携した治療で持病をお持ちの方も安心
口腔機能低下を予防、改善をサポート
主に高齢者医療では必要に応じた歯科治療のほか、お口の状況を確認するテストやトレーニング指導を行います。口腔機能を判断する検査、診断結果に基づく課題点の分析(アセスメント作成)を行い、的確な診療を目指します。また、唾液腺のマッサージや舌の体操などのリハビリ指導で、口腔機能の維持、低下予防、改善をサポート。医療関係者を対象とした講習会も随時開催しております。お気軽にご相談ください。
反復唾液嚥下テスト
反復唾液嚥下テスト(RSST)は、検査する側が患者様の喉(咽頭隆起・舌骨)に指の腹をあてて、30秒間にできるだけ「ごっくんと飲み込む動作(嚥下運動)」を繰り返してもらい、回数を測定する方法。高齢者の場合は、30秒間に3回できれば正常範囲とされています。
パ・タ・カ・ラ体操
口腔機能(特に口唇・舌の動き・速度)を評価するオーラル・ディアドコキシネスという方法。それぞれ発音するときに使う筋肉が異なるため、同じ単音節を限られた時間でできるだけ繰り返し発音して、回数を測定します。続けると、嚥下機能の回復やいびきの改善などたくさんの効果が期待されています。
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「口唇」をしっかり閉じる
食べこぼしやよだれを防ぐ訓練 -
「舌」の前方への運動
食べ物を口の中に送り込む動きの訓練 -
「舌」の後方への運動
食べ物を食道へ送り込む動きの訓練 -
「舌」の上への運動
ごっくんと飲み込む動きの訓練
治療用義歯の作成
唇を閉じること(口唇閉鎖)が難しい状態だと、口の中が乾燥したり、食べ物を喉の奥に送り込む動作にも影響がでてきます。症状によっては、治療用入れ歯を装着することで、唇が閉じて嚥下機能の回復が期待できるケースもあります。
訪問診療設備
飲み込む機能を調べるファイバースコープや、舌の力、咬む力を数値化する機材で、口腔機能を観察します。経過を記録しておけるのでリハビリテーション効果の確認にも役立ちます。
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JMS舌圧測定器「JM-TPM」
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鼻咽頭ファイバースコープ「FNL-10RBS」
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咬合力測定システム用フィルム「デンタルプレスケールII」&咬合力分析ソフト「バイトフォース アナライザ」
医科連携の診療体制
歯の治療や入れ歯(義歯)の調整、定期的なケアを通じ、口腔内の診察内容、検査記録、経過観測した数値などを関係者のみなさまにご報告。
医科と連携した歯科診療を実施しています。
お問い合わせください
どんな些細なことでもかまいません。
患者様やご家族、介護スタッフの方が、治療が必要かどうか迷われるような症状の場合でも、往診が可能です。
まずはお気軽にお問い合わせください。
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