令和6年、介護・医療共に大きな改正があり、「予防」が骨子となりました。よつば歯科では、令和の予防歯科とは、「口腔機能の維持」だと考えています。食べ方も習慣の一つと捉え、一見「食べる事が出来ている」時から、予防を始める為に頸部聴診を診療に積極的に取り入れる方針です。そこで、頸部聴診と水のみテスト、姿勢、食べ方の実習を行いました。
クリアな音、誤嚥している音を資料で視聴しました。実際に相互実習を行い、嚥下時の音を確認しました。
水のみテストでは、唾液嚥下が結構大変でした。口を動かす事、唾液が十分分泌される事の大切さを感じました。
Dr川嶋が、座骨を立てて座る所から、円背になる様子を実践しました。太ももの筋力低下が原因の事が多く、一見、よく見える姿勢も、専門的にみると、誤嚥のリスクを含んでいる場合が多いそうです。
そして最後にグラインディング咀嚼を実践してみました。いつも通りの食べ方に比べ、味をよく感じ、咀嚼の重要性と口唇閉鎖力の必要性を実感しました。食べ方は習慣でもあります。外来に自分で行けて、自分の行動を意識できる活力のある時から始める事がポイントです。そうすれば、良い食べ方の習慣がつくだけでなく、おいしく食事を召し上がる事ができ、消化器官にも優しいのではないかと考えています。超超高齢化社会の今こそ、「食べる事」から健康寿命を延ばしていきませんか?